人生3.0

ADHDの具体的な手法と解説

ADHD向けどうすればいいかをまとめるサイト

時間軸を意識してみる

自分の(中で勝手に)抱えているプロジェクトが多い私は集中力が分散しがちです。しかもどのプロジェクトも高い目標があったりするので、計画と戦略を慎重に行い、とり進める必要があります。

 

同時並行で進むプロジェクト 生活と仕事と趣味これらは平行に進んでいるようで自分の体は一つしかありませんから本来は時間軸一本に帰着するはずです。しかし、なぜか同時に物事が進む錯覚に陥りがちです。

 

つまりAのプロジェクトが1か月かかる見積もりでBのプロジェクトが1か月かかる見積もりだと普通の場合合計で2か月かかることになるのですが、AのプロジェクトもBのプロジェクトも同時の1か月で終わるような錯覚に陥ってしまうのです。

仕事が終わらない原因はこの考え方にあるのは間違いないでしょう。Bのプロジェクトのタスクを1か月後に始めるなんてことはADHDな私には到底我慢のならないことなのです。

そして1か月たつとAのプロジェクトもBのプロジェクトも終わっておらず、自分の不成功体験をまた一つ積み上げるのです。自分の症状を文章にしてみるとなんと愚かなのか分かります。

Aのプロジェクトの期限があって、それが1か月後なのだとしたら、私はAのプロジェクトのみを集中してBのプロジェクトは手を付けない(頼まれごとなら断る)のが得策なのです。

なぜ両方のプロジェクトを同時に手を付けてしまうのかといえば過去の失敗体験から、Bのプロジェクトを忘れる恐怖に駆られているのです。つまり、Bのプロジェクトを忘れないという保証があれば、Aを終えてからBを始めるということが可能なのでしょう。

現実的に厄介なのはプロジェクトにどのくらいの時間がかかるのかわからない場合です。タスクや進め方を抽象化してログを残すことでプロジェクトにかかる期間の推測は可能になっていくでしょう。

まとめると自分の課題は以下のようになります。

◆思いついた素晴らしいアイディアを書き留めて忘れない保証システムを用意すること。

◆時間軸は一本のみであることを常に意識すること

プロジェクトの割り込みは極力行わないこと。

割り込みタスクが発生した場合は計画を立て直すこと

完了がどういう状態か把握し、完了後に記録を残すこと。

 

ADHDと実行機能(excution fanctionality)の困難について

実行機能とは脳の機能の一つで、以下の6つをこなすものです。

www.additudemag.com

1. Analyze a task

タスクを分析・分類する

2. Plan how to address the task

どのようにタスクを実行するか計画する。

3. Organize the steps needed to carry out the task

タスクを完了させるために必要なステップを準備をする。

4. Develop timelines for completing the task

タスクを完了させるための時系列を構築する。

5. Adjust or shift the steps, if needed, to complete the task

タスクを完了させるために調整、必要ならば別の手順に移る。

6. Complete the task in a timely way

時間通りにタスクをかんりょうさせる。

脳の実行機能はこの6つとも言われているけど、「あれ、ぜんぶできないじゃないか・・・」

ADHDとメモ帳は大き目の単語カード(情報カード)がおすすめ

こんにちは人数の多い中小企業に正社員と入社して一年、周りとの歩調も合わずなぜかトラブルに巻き込まれることの多かった私です。

 

ADHDの人はメモが必須と書いてあったのですが、なぜかメモ帳を買ってもモレスキンに浮気してもうまくいきません。ただそれはメモの取り方と、メモを取った後に整理するツールが足りてないのでした。

 

まずメモ帳には制約があります。ページが切り離せないこと。切り離したとしても別のノートにまとめなおすなんて言うのも難しいですし。そのまま時系列で残しておけば、必要な時に必要な情報を取り出せず、もし過集中してしまったときに、何か別のことを忘れてしまいます。

 

自分の特長を考えると、やりたいことを一つ思い浮かんだら、それを達成するためのタスクは無限大に広がり情報爆発し、脳内メモリのキャパオーバーになります。だからこそ忘れないうちに手を付けて行動を始めるのですが、それが完了することなどなく、忍耐が必要だったりするわけで継続しませんでした。 

 

そこでメモを取るのはいいけどその後どうやって行動に反映すればよいのかを真剣に考えました。そこで一つネットの波のなかで見つけた情報は ADHD患者は「実行(遂行)機能障害」があるという一文でした。

adhd-guide.info

上記サイトによると実行機能とは

 

  1. 取りかかる力:優先順位をつけて取り掛かる
  2. 焦点化する力:目標に集中し、維持をする
  3. 努力する力:集中し、その維持に力を注ぐ
  4. 感情を抑制する:欲求不満を自己管理する
  5. 記憶する力:ワーキングメモリー(作業記憶)を活用
  6. 行動する力:自己客観視し、そこから実行に移せる力

 となっています。

自分のことを考えると物事に取り掛かる際には、優先順位などは考えず頭に浮かんだ順で物事を処理していました。つまり、取り掛かるもののタスクを洗い出して計画検討を行い優先順位を決めるという動作ができないのです(脳内でやってもわすれるのです)

 

では取り掛かる前に優先順位を決めるためには 現在すべきタスクの一覧と思いついたやりたいことを記録するものが必要になってきます。 これを1枚のメモ帳に書くと終わったもの思いついたものがごちゃごちゃしてきてしまうというのが今までのメモに対する悩みでした。 

では単語カードにやりたいことを思いついたら書き出し、いったんプールする作戦を思いつきました。1枚のカードに1つのタスクを書き込みます。

 

後からなぜそれをやらないといけないのかという重要性について判断がつかなくなるため、やりたいと思った理由を書いておきます。

さらにさらに、ADHDの特性として遅延報酬を嫌うというところから、長期目標に対してはタスクを分割し、そのタスク一つ一つに報酬をつけることにしました。

この報酬というのは何でもよいのですが、私の場合甘い飲み物を飲むのが好きなので、これを単純に報酬としました。実際にはタスクの達成後、また思いつきで別のことをするというストールしてしまうのを防ぐ働きがあります。

 

そうやって試行錯誤して生まれたのが、このアイディアカードになりました。

リングで止めているだけなので、必要な時にすべて並べたり優先順位をつけるのに役立っています。

アイディアの実行中にストール(別の作業に流れてしまう)ことを防ぐためのメモ(アンチョコ)が必要なこともわかりました。

実行前、実行中、実行後にどのようにふるまうかというフレームワークの作成に成功しました。

このようなメモカードを用意することで、爆発する情報をうまくまとめ且つ整理しやすい情報カードがおすすめな理由です。

人生3.0

一年前、正社員としてセールスマーケティング会社のWEBスタッフとして採用され、その後周囲をトラブルに巻き込んだりトラブルを解決したりという仕事をしていたが、トラブルに耐え切れず私は会社に行けなくなった。 病院を受診すると適応障害という病名をもらい1か月ほど会社を休んだ。

今は週に2回病院に通い、集団認知療法と先生の診療うけて投薬治療もおこなっている。入社4か月くらいで上司がかわり、私のダメなところを次々と言葉に出して指摘していってくれた。

一般的でないことの多さとまわりとのバランスを考えて生きていくのは非常につらいものとなっていった。それが自分の中で爆発してしまい。1か月は寝込んだ。

この自分の中ではかなり過酷な期間であったが、この期間に自分のできないことを検索するとたいていの検索結果にADHDの文字がおどる。

そんな中今では漫画でゆうめいなゆうメンタルクリニックADHDの解説本をみると私のできないことと苦手なことリストがずらりと並んでいた。もしかしたらADHDなのかもしれないがただの愚か者なのかもしれないというどっちつかずの状態でいたが、

この前ついに病院の先生からADHDですねという診断をもらった。ADHDの患者が多く感じることである安心したという反面ではこれからどうやって生きていけばいいのだろうと改めて考えなければならない状況に追い込まれた。大きな組織で働けないことは直感的には把握していたが、ゲリラ的な少数集団で働くことはできると自分で革新を持っていた。私が正社員という地位を手にして安定しようとおもったが普通の人間には程遠く、息苦しかったのも事実である。

だからこれからADHDという一生付きまとう一般的でない能力をうまく用いて一般社会でくらしていかなければならない。普通じゃないが許容される集団でしか生きられない人間なのだと改めて感じた。

詳しめの本(おとなのADHD治療アセスメント)という精神科医向けの臨床医学書を手にし、読んでみたところ自分に何ができないかが明確にわかるようになっていた。自分はこうだからこういう対策を必ずしなければならない。という点についても多くの気づきを得ることができた。 これは診断されたか自分のことがよりよくわかるようになってきたのだ。

今日この時点で投薬治療は受けてないがこれからたぶんテトラテスあたりが処方されていくと予想される。

とりあえずADHDの特長みたいなブログは腐るほどあって自分の問題を解決してくれるような情報は乗っていないことが多いので、How(どうやって生きるか)にフォーカスをあててブログで手法を紹介していきたいと思う。

君はこういう人間ですってサイトに書いてあって、ああそうだなと思いつつじゃあどうすればいいのさ、ふつうの人はどうしてるの?という部分が疑問に思えてくる。

人それぞれ(自分自身)のやり方というのがあるのだと思うが具体的な方略が情報として記載されているだけでも安心を得られるのではないだろうか。